![]() Magic V9 Plus までは、データファイルを CSV 出力するプログラムを作ることはそれほど容易ではありませんでした。その主な理由としては、元祖 Btrieve が、固定長のレコードでインデックスを司る ISAM データベースだったからという点が上げられます。 CSV はその名の通り、カンマで区切られた可変長のレコードを基準としています。したがって、Magic から CSV 出力しようとするには、各カラムの末尾の空白を何らかの方法で削除してから、カンマで繋げてやるという仕組みを講じる必要がありました。たとえば、ひとつの大きな変数枠を設け、そこに CSV 結合した複数レコードを代入するという手法が、これまでのオーソドックなソリューションでした。 Magic V10 以降では、これらの不便さを解消すべく、データを容易に外部出力するための一連の新しい関数が追加されました。今回は、これらの関数の中から、CSV 出力に最も適した関数を利用して外部出力プログラムを作成する手法について解説します。 |