![]() 今回は遅延トランザクションとレコードロックについて解説いたします。遅延トランザクションと聞くと、残念ながらレコードロックは掛からないという誤解を抱いている方が多いようですが、実はそうではありません。遅延トランザクションを使用すると RDBMS 側の排他制御がリアルタイムで使用できなくなるだけで(実際には遅延から物理に入るときに制御されるのですが)、本来の Magic が得意とするところのレコードロックは健在なのです。 ここでは始めに、物理トランザクションを使用した場合の排他制御のデフォルトの動作と、遅延トランザクションを使用した時の排他制御のデフォルトの動作を比較するところから検証を始めてみたいと思います。 物理トランザクション使用時のデフォルト動作 画面1は Pervasive.SQL で作成した商品ファイル更新プログラムを、クライアント A とクライアント B で同時に起動したときの実行画面です。左上をクライアント A とし、右下をクライアント B とします。 |