![]() 前回と前々回において、Lock() 関数と Unlock() 関数の基本的な使い方について学びました。今回はこれらの関数を応用して、ユニークな端末番号を取得するというプログラムを作成してみます。 従来は端末番号の取得といえば、動作環境テーブルの「端末番号」欄を使用して番号を自動生成させるか、あるいは Term() 関数を使用して、Magic.ini ファイルから所定の番号を引用するという方法がオーソドックスだったわけですが、これらの方法は設定に手間がかかるうえ、RIA の環境では使用できないという制限が設けられていました。 そこで、これらの問題を解決する手段として考えられるのが、Lock() 関数を用いてコンテキストごとにユニークな番号を取得するという方法です。コンテキストごとの番号取得ですので、通常のクライアントサーバ方式であっても、RIAのアプリケーションであっても、あるいは Web アプリケーションであっても有効となります。今回はこの方法について学習していきます。 |