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第140回 WebClient リリース前夜

2019/11/04 1:16 に Masanobu Tanda が投稿   [ 2019/11/04 1:18 に更新しました ]
第140回 WebClient リリース前夜

まもなくリリースされる予定の Magic WebClient は、単に Magic の歴史を塗り替えるだけでなく、開発ツール業界全体の歴史を変えてしまう程のインパクトを秘めていると言えます。

今回は Magic xpa 4.x WebClient のリリースを目前に控え、その歴史をひも解きながら、なぜこの業界が今、あらためて Web アプリなのかを検証してまいりたいと思います。

1989年に日本で発売が開始された dbMAGIC V4 は、その後名称を Magic と改め、今年でちょうど30周年を迎えました。その間に Magic がたどった歴史は次の通りです。

 1989年 クライアント・サーバ(クラサバ)dbMAGIC V4
 1999年 Web・マージ(マージ)dbMAGIC V8
 2001年 ブラウザ・クライアント(ブラクラ)eDeveloper V9
 2006年 リッチ・クライアント(RIA)Magic V10
 2019年 Web・クライアント(WebClient)Magic xpa 4.x

この流れから分かるように、Magic は常に Web アプリを最終目標に据えて進化し続けてきました。その過程において、ブラクラだけは Java アプレットの衰退と、.NET Framework による RIA の登場で自然消滅した状態となっていますが、マージと RIA は現在もなお、Web アプリの先鋭として第一線で活躍しています。

ただ、マージは Web ブラウザ上で動作はするのですが、バッチタスクがベースであるため、インタラクティブなロジックの記述ができませんでした。これに対して RIA はインタラクティブなロジックの記述は可能となったのですが、クライアントは OS ごとに実行用の専用アプリの配布が必要でした。

そして、ここにきて登場する WebClient は、その両方の「良いとこ取り」を実現すべく、インタラクティブな記述が可能であるとともに、デバイスや OS に依存せず、HTML5 に対応した Web ブラウザさえあれは、いつでもどこでもその場で実行が可能になるという代物なのです。専用アプリのインストールすら不要です。

実は、その背景にはここ数年における Web アプリの環境の進化があります。その代表とも言えるのが、今回 WebClient で採用された Angular と Node.js です。Magic のタスクで定義されたインタラクティブなロジックは、Angular によるシングルページアプリケーションに変換されて実行されます。この連携は、他社のどのツールも成し遂げえなかった画期的なアイデアなのです。

つまり Magic は、時代の先端を行っているどころか、すでにそれを超越して活用レベルの域にまで到達してしまっているのです。これはひとえに、Magic 30年の履歴と、熱烈な Magic ユーザの支持に支えられてきた結果の賜物であると言えます。

ここでは、これらの流れを踏まえたうえで、WebClient を導入して完璧に使いこなすための心構えと、具体的な準備事項を連載購読者の皆さんにご案内して参りたいと思います。

(以降、本編に続きます。本編ご購読のお申込みはこちらです)